校長挨拶   校長 前川秀幸

『1年の締めくくり』
      校 長 前川 秀幸
 
校庭の桜の芽がふっくらとしてきました。本年度も残すところあと3週間あまり、特に6年生は卒業する日まであとわずかとなりました。26日には、「6年生を送る会」が行われました。体育館の装飾準備、各学年の発表、全校合唱等、子どもたちのがんばりと熱気が伝わってきました。どの学年も一生懸命でした。一生懸命やることは人の心も動かします。そしてこれから卒業証書授与式の練習が始まります。6年生の心の中では、小学校への愛惜と中学校生活への夢が交錯していることと思います。また、1年生から5年生の子どもたちもそれぞれ上の学年への進級を前に期待と喜び等が大きくなってきていることと思います。
1年の「しめくくり」にむけた教育活動がまさに展開されます。それぞれの学年での学習をしっかりと終わらせるために真剣に学習に取り組んでいる子どもたちの姿が見られます。今の学年で身につけるべきことを子どもたち自身に常に自覚させながら指導、支援を進めてまいります。  
この1年振り返ってみれば、子どもにとり楽しいことやうれしいことばかりでなく、つらいことや苦しいこともあったことと思います。でも、人間はつらいことや苦しいことを乗り越えることによって、成長していくものだと思います。
最近「根張る」という言葉を目にしました。木が成長していくためには、風が必要だそうです。風に吹かれて幹が揺れると、木は倒れないように自分で根を張っていき、根張りがある木は簡単に倒れなくなるそうです。逆にいつまでも添え木に支えられている木は倒れやすいそうです。わたしたち人間も似ているなと思いました。人がたくましく成長していくためには、風が必要でその風が「試練や困難」になると思います。子どもたちには、いろいろな試練が待ち受けています。根を張るチャンス、成長するチャンスととらえてたちむかいこれからも乗り越えていってほしいと思います。
さて、本校に着任してから1年が経とうとしています。様々な場所で、様々な書面で述べさせていただきましたが、学校行事を始め本校の教育活動のいたるところで、保護者、地域の方々に大きく支えていただいていると、心強く感じる1年でした。まさに地域の教育力が大きく豊富であること、そして学校のことを本当に思っていただいていると強く感じることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今年度も、保護者・地域の皆様には本校教育活動に対して、ひとかたならぬご理解とご協力をたまわり、誠にありがとうございました。来年度も本年度同様、皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。


『一年の成長と挨拶で感謝の気持ちを』              
 
2月を迎えました。早いもので、6年生とはあと2ヶ月ほどでお別れです。全校あげてお世話になった6年生に感謝の気持ちを伝えたいと思います。月末には「6年生を送る会」がありますので、心温まる会にしたいと考えています。さらに、2月は学年のまとめとしての月でもあります。江戸川台小の学びの「伝統文化」をしっかり作り、6年生から5年生、5年生から4年生へ・・・・次々とつないでいく大事な月だとも考えています。1年生から5年生が6年生より江戸川台小学校の伝統をしっかり受け継ぐとともに、一人ひとりが、一日一日を大切にし、学年の学習や生活の「仕上げ」ができるよう職員一同励ましていきたいと思います。
子どもたちはいろいろなことを「学び」、成長してきています。その自分の成長を感じ、誇りと感謝の気持ちを持ってほしいと思います。学校では、子どもたちの学校生活を支えるために担任の先生だけではなく、保健室や事務室の先生方・用務員さん・給食の調理をしてくださっている方が働いていること。また、地域・保護者の皆様には、子どもたちの交通安全、各行事へのご協力、学習支援等、大変お世話になりました。本の読み聞かせや花壇の整備をしていただいている方、子どもたちの毎日の登下校の安全のために交通安全推進隊をはじめ地域のみなさんに見守られていることも伝え、素直な「ありがとう」の気持ちを育てたいと思っています。
 その一つとして、「あいさつを交わせる」ことが大切だと考えます。あいさつには、「日頃の感謝」「親しみ」「心遣い」等の「感謝の心」を込めたいものです。先日、私が朝の登校指導のために玄関から出ようとしたところ、高学年の女の子が私の姿を見つけ、わざわざ振り返り目を見て「おはようございます」と丁寧な挨拶をしてくれました。気持ちの良い挨拶を受け、とてもうれしい気持ちになり、さわやかな一日がスタートしました。 そして、「先にあいさつをする」ことを意識できたらと思います。さらに、友だち同士、先生方、学校に来校された保護者の皆さん、学校の外で出会う地域の皆さんの名前を呼んで挨拶ができたならば、自分と相手の人の間隔が近づいて親しい気持ちになり、優しさあふれる温かな気持ちが伝わってきます。
お互いの心が通い合うようなあいさつが響く、心ある礼儀正しい江戸川台小学校にしていきたいと思います。そして、あいさつの後ろにある相手の「優しい心」をくみとれるような素直な子どもに育ってほしいと思います。
 ご家庭でも、「感謝の心」「心のこもったあいさつ」について話題にしていただければ幸いです。今月も保護者・地域の皆様方、ご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

『新年のスタートにあたって』
                 

 あけましておめでとうございます。皆様それぞれに、心新たに新しい年を迎えられたことと存じます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
始業式に登校してきた子どもたちの顔が、何だかひきしまって見えました。「今年こそ」という新たな希望を胸に秘めているからだと思います。
近くの神社に行って江戸川台小の子どもたちの健康と安全をお願いしてきました。平成28年が、江戸川台小学校の一人一人の子どもたちにとっても、保護者・地域の皆様方にとっても、すばらしい一年になることを心から願っております。
さて、お正月という言葉は中国から伝わったもので、正は『改める』という意味を持つことから「新しい年の始まりの月」ということになります。また、日本古来の言い方は『睦月』ですが、これは家族仲良く睦ましあって新しい年をお祝いするという意味があります。
新しい年の出発に際し、改めて子どもたちの教育の基盤である家庭・学校・地域の基本的な役割を確認しますと、「子どもは家庭で育まれ、学校で学び、そして地域できたえられる」と言われています。子どもにかかわるすべての大人が共に手を携えて、つながり、優しく厳しく子どもに接し、次代を担う人を育てるという役割をしっかり果たしていくことが大切だと考えています。学校と家庭と地域がより連携・協力しあい、子どもたち一人一人の良さや可能性を更に伸ばしていきたいと考えます。
 27年度も残り3か月となりましたが、教職員一同意を新たに頑張りますのでよろしくお願いします。本年も江戸川台小学校の教育活動へのご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。


12月

『コミュニケーションを図り、豊かな人間関係を育む』     
                      
 2学期も残り1か月となりました。ただいま子どもたちは持久走大会を目指し練習に励んでいます。心身ともに強い子どもの育成のために、体力づくりを進めていきたいと考えています。
 さて、子どもたちの生活において、人との関係で優先されるのが友達との関係です。大事に保とうとします。また、この時期の得た友人は生涯の友となることも少なくありません。しかし、現代の子ども達の中には、人間関係に悩み、上手に友達をつくれずにいる子どもがいることも事実です。そして、子ども達の遊びもテレビゲーム等一人遊びが多くなり、幼少の頃から人との関わりが希薄であるとも言われています。そこで、人との関係を積極的につくっていくことは大切です。自分の話していることが、相手によくわかってもらえた時は、とてもうれしいものです。また、相手の話していることが理解できた時もうれしいものです。このようなコミュニケーションを図るための心地よい言葉のキャッチボールをしていきたいものです。豊かな人間関係は、豊かな人間性を生みます。学校では、いろいろな人と関わる時間・場面を意図して設定し、よさや違いに気づき、友達と協力して仕事や学習をやり遂げることを大切にして取り組んでいます。
 また、12月には人権週間が定められています。この機会を捉えて、子ども達に人権の大切さについて、考えてもらいたいと思っています。相手の立場に立って、お互いの人権を守るには、何をどのように気をつけたらよいのか、相手に対する思いやり、優しさについて学校でも教育活動を通して、子ども達と考えていきたいと思います。
ご家庭でも、いろいろな話題をお子さんに投げかけて、コミュニケーションを図っておられると思います。この機会を捉え、友だちや人権ということについても言葉のキャッチボールをしていただけたらと考えます。
いよいよ『師走』。この時期、学校では、学習のまとめと反省を行うとともに、新しい年への希望を持たせていきたいと考えています。ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。


11月
『体験を通して、対話し、学ぶこと』
 
 吹く風に急に秋の深まりを感じるようになってきました。
10月には大きな学校行事として運動会が実施され、たくさんの保護者、地域、来賓の方々に見守られ、盛大に、無事に終わることができました。子どもたちに温かい励ましをいただきましたことに感謝申し上げます。子どもたちは、一つ一つの演技を見事にやりぬきました。「できた」「やり遂げた」という満足感にあふれた子どもたちの表情から成長の一端を見ることができました。子どもたちの成長から、運動会に向けて、活動を積み重ねてきた成果を実感しました。また、子どもたちは、いろいろな場面で活躍しています。市内音楽発表会やミニバスケットボール大会では、心に響く演奏やすばらしい活躍を披露しました。
 さて、現代は、科学技術の進歩や社会状況の変化がめまぐるしく、先が予測できにくい時代と言われています。このような時代を生きぬいていくためには、既存の知識だけでは対応できません。時代の情勢を的確に把握し、自分の進むべき道を決定していく力をつけなければなりません。力をつけるための一つとして、豊かな体験はとても大切であると考えます。
子どもたちは、授業や行事の中で豊かな体験を通して、情報を活用し、問題の解決や探究活動を行っています。こうした体験の中では、学年に応じ、もの、人、こととのかかわり合い、聴き合いを大切にしています。例えば、言葉かけや賞賛などの人とのかかわりで、学びは広がります。また、聴き合うことで、対話が生まれ、コミュニケーションが広がります。他人を尊重し思いやる心、自分を抑えて我慢する気持ち、人と共に協力して何かをやり遂げていく姿勢など、いついかなる時でも大事にしていかなければいけない基本のようなものがあります。子どもたちが、体験・経験する中で、さまざまな「対話」の機会を通し、主体的に考え行動する、人間性豊かな子どもに育ってほしいと願っています。
このような体験的活動は、学校だけではなく家庭・地域にも求められているものです。
 家庭・地域・学校が一体となって、子ども達が、健やかに、現代そして将来を生きぬいていく力を育んでいきたいものです。
保護者の皆様、地域の皆様には変わらぬご理解とご協力をお願いすると共に、子どもたちをあたたかく見つめていただけますようお願い申し上げます。


10月
 『読書の秋、実りの秋』                 

 少し冷えた秋の空気が心地よい時となりました。いよいよ秋本番。この季節は物事に集中して取り組むことに適した時期で、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋など、様々な秋の取組があります。その中で、読書に一番適した季節であるということから由来する読書の秋。中国・唐代の文人である韓愈(かんゆ)が残した詩の中に「燈火(とうか)親しむべし」という一節があり、「秋の夜は涼しさが気持ち良く、あかり(灯光)で読書をするにはもってこい」という意味です。この言葉が、読書の秋の由来になっているそうです。
 さて、活字離れの問題が提起されて久しいのですが、本来、子ども達は、読書好きなものです。年齢が高くなるに従って、活字離れが起きてくるのではないでしょうか。テレビやゲーム等、楽しい遊びがたくさんあり、パソコンで簡単に情報が手に入るのですから、「読書離れ」が起きても不思議なことではありません。本の素晴らしさって、ウェブで情報がこんなにあふれている時代に、それでもまだ1冊の本を手に取る意味って何でしょう?私たちが読んだり観たりする情報をストック、蓄積していくことが大切です。よい書籍、その中にはひとつの大きな世界観があり、この世界がいったいどのようなものなのかを、全力で私たちに伝えてくれる気がします。本の世界は私たちの心の中に静かに定着し、考えの土台を作っていってくれます。読書は知識を蓄え、感覚を磨き、考える力を養うだけでなく、視野を広げ、想像力を鍛えます。本を読む意味って、そこにあると考えます。

 読書意欲を高めるには、例えば、読み聞かせをする、大人が読書してモデルを示す、適当な本を紹介したり図書館に連れて行ったりする、名作と学習の関連だけに限定しないで広く読ませるなど、本との出会いを演出して、読書機会の拡大と目的を持たせる工夫、さらに、何にも増して周りの大人が読書好きになることだと思います。読書の秋を機会に、たくさんの本と出会える秋になってほしいものです。
 そして、この秋には、行事がたくさんあります。良いものにたくさんふれて、それと同じだけ自分でも表現したり実行したりすることが必要でしょう。五感を通して学んでほしいです。
 ご家庭でもスポーツ、音楽、美術、読書、映画などに実際にふれ、一緒に表現する機会を作ってみてはいかがでしょう。わかることから、できることへ変わっていくのではないでしょうか。
 いろいろな行事の中で子どもたちの心身が鍛えられ、大きな実りがありますように教職員一同心を合わせて取り組んでまいります。ご家庭の皆様、地域の皆様のさらなるご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


9月

『学校と家庭、地域とともに、
       実りある生活を子ども達に』
   

 長かった夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。子どもたちの陽に焼けた笑顔と元気な歓声が戻ってきて、何より嬉しく思います。笑顔、挨拶から、子どもが充実した夏休みを過ごせたことを実感できました。また、生き生きとした子どもたちの姿からエネルギーを得て、職員一同、心新たに今後の教育活動に励んでいく決意であります。

 さて、2学期は充実の学期であり、修学旅行、校外学習をはじめとして運動会、市内音楽発表会、ミニバスケットボール大会、芸術鑑賞会と学校行事等や授業内容も豊富です。また学校は、多くの人が集まって生活をするところです。各自が課題を持ち、エネルギッシュに活動するところです。友達と協力し学びあう中で、努力する喜びも体感できます。今学期も子どもたち一人ひとりが目標に挑戦し健やかに成長することを願っています。学校は、保護者や地域の方のご協力、支援を頂きながらどの子も「実りある学校生活、健やかな成長」を育むことができます。子どもに、今日の楽しさや充実があってこそ、何事にも意欲的になるのではないでしょうか。ふれあい、安らぎ、活動、支えの中で明日への意欲が湧き、その意欲を成長へとつなげられるよう、今後も学校と家庭、地域で具体的な連携を大事にしていきたいと思います。

 今学期もこれまで同様、本校の教育活動に対し、皆様のご理解とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

7月  
1学期の振り返りと』
       夏休みに向けてのチャレンジ
              
 6月22日(月)から2泊3日で5年生の林間学園に行ってまいりました。梅雨の時期ではありましたが、天候にも恵まれ、計画通りの日程で実施することができ大変喜ばしく思っています。
 子ども達は、地蔵岳の登山、キャンプファイヤー、カレーづくり、オリエンテーリング等、赤城の大自然を満喫しました。寝食を共にし、仲間と協力して活動することで互いの絆を深め、子ども達の輝いた顔には達成感があり、個人また集団としての成長が感じられました。学校のホームページでも、林間学園の様子や毎日の教育活動の様子を紹介していますので、ご覧いただければと思います。
学校の環境整備やオープンスクールには、ご多用の中、多数ご参観くださりありがとうございました。また、引き取り訓練へのご協力もありがとうございました。

この7月は、1学期のまとめの時期でもあります。様々な学習や活動を通して、子ども達を育んできました。江戸川台小の子ども達もこの1学期の間で、さらに成長してきました。例えば、1年生は、入学式から3ヶ月が過ぎ、自分でできることが増えたでしょう。6年生は、最高学年としての仕事や1年生のお手伝いを行う中で、人間関係もさらに広がってきました。これはほんの一例で、他の学年でも新しいことを発見し、様々なことを学んできています。自分の知らないことを知ること、考えることが「学び」だと考えます。「学び」を続けていくことで、自分では気づかなかった新しいことを知ることがたくさんあります。
「学び」の場は、授業・友達・家族・地域・実社会などとのかかわりの中にたくさんありますが、学校での「学び」の中心は授業です。また、友達との関わりです。授業の中では、かかわり合いと聴き合いを大切にしています。「もの」、「人」、「こと」とのかかわりです。そして、かかわることは聴き合う関係であると考えます。聴き合う関係には「対話」が重要です。「対話」することで「聴く・考える・判断する・実践する」力が身につきます。
 
 そして、もうすぐ、長期にわたる夏休み。夏休みは、学校生活とは違った体験、「対話」の機会がたくさんあります。体を通して学んだり、自分の疑問に対して自分なりの方法で追求したり、調べたり、作業をしたり、感じたり……。チャレンジができるチャンスです。いろいろな体験・経験の中で子ども達は、かかわり合い、さまざまな「対話」を通して考え、心や体がたくましく、豊かに育ちます。
今月は、1学期の振り返りをするとともに、夏休みにとてもよい体験ができるよう、計画の段階から自分のチャレンジしたいことを考えさせたいと思います。子ども達がわくわくするような気持ちで夏休みを迎えられるよう頑張っていきます。ご家庭でも、お子さんと1学期を振り返っていただくとともに、次のステップに向け、ご支援、ご協力をお願いします。



6月 「人は人に支えられて、感謝の心」                
 初夏の晴れ間、教室や校庭から子ども達の元気な歓声が響いています。校内では、子ども達が育てている様々な植物も育っており、水をあげたり、観察したりと、子ども達のうれしそうな声もあちらこちらから聞こえてきます。植物の成長の話ですが、花が咲けば美しいと感じますし、実を食べれば美味しいと感じます。愛情をもって育ててきたことで、その喜びを何倍にも増しているのだと思います。育てていく中で、豊かな気持ちや優しい気持ち、思いやりの心などを育んでいくことが大切なことだと思います。

 5月27日(水)、流山市小学校陸上競技大会が開催されました。本校は、男子総合4位、女子総合3位、男女総合準優勝と輝かしい成績を収めることができました。結果だけ見ると、選手のすばらしい活躍があったから準優勝を納めることができたということになるのでしょうが、スポーツは選手だけの力では、好成績を収めることはできません、子ども達の活躍の陰には、健康管理や食事にも気を配っていただいた家族があり、また、励まし、競い合いながら練習に取り組んだ仲間、出場枠の関係で競技に出場することができなかったり、出場はできても入賞することはできなかった仲間の存在がチームに力を与えたことが一番尊いこと。それから、児童会が企画、運営した陸上部を応援する会では、児童一人一人が声を張り上げ、一生懸命応援する姿が見受けられ、全校応援態勢のすばらしさが感じられました。そして、大会当日の朝、出発する選手達を校門で見送り、励ます教職員、大会から帰ってくる選手達を外に出て迎え、活躍をたたえる教職員、その姿は自然であり、心を打たれました。「人は人に支えられて」、そして個の力となり、個が結集して集団の力となる、まさに実感した1ページとなりました。一人一人が常に自分は人に支えられている。だからこそ、自分も人を支えてあげよう、感謝の心を持って生活できれば、学校には優しい心の花がたくさん咲くと思います。 



5月 「挨拶は心のバロメーター」

朝の部活動、校庭や音楽室では、元気に活動する子ども達の姿があります。とてもさわやかな気持ちになります。朝、子ども達は、私に校門で出会うと明るく、元気良く、挨拶をしています。4月の生活目標は、「進んであいさつをしよう」でした。大きな声の子、立ち止まってお辞儀をする子、恥ずかしそうな子、さまざまな子ども達に出会います。
子ども達の中に、すてきな挨拶をした子がいました。「校長先生、おはようございます。」とはきはきと元気のよい声に振り向くと、登校してきた高学年の子どもでした。その元気で明るい声につられ、子ども達は、次々に挨拶をしました。私も思わず、「おはようございます。元気がいいなあ。えらいなあ。」笑顔で挨拶を返しました。その朝のさわやかな挨拶は、今日一日、何か楽しいことがありそうな明るい気分にさせてくれました。
心のこもった挨拶は、相手の心を和ませ、幸せにします。その人の人柄があいさつに表れると感じています。また、高学年として、低学年の手本になることを態度で示した姿はすばらしいと思います。
また、4月27日(月)、小中合同あいさつ運動(北部中、新川小、江戸川台小が参加)を江戸川台駅で行いました。中学校の生徒会、小学校の児童会が中心となって実施し、児童生徒は横断幕を掲げ、駅を利用する地域の方々にあいさつを投げかけていました。この取り組みは、流山市の教育施策の一つでもある、小中一貫した教育の推進活動でもあります。
これからも、顔の表情や目、姿、声を感じながら、人と人の心の絆を強める挨拶を大切にして、挨拶で心と心を結んでいきたいと願っています。ぜひ、ご家庭でも朝一番の家族とのあいさつを大切にしていただきたいと思います。
 日々の小さな継続した積み重ねを通して、次世代を担う子ども達が、健やかに、生きぬいていく力を育んでいきたいものです。みなさまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。



4月
 
 桜花爛漫の季節を迎え、心もはずんでまいります。
 私は、4月1日、江戸川台小学校長として着任いたしました「前川 秀幸」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本年度、本校は、全校児童603名、18学級で江戸川台小学校の平成27年度をスタートします。始業式には、子どもたちは、笑みと希望にあふれた表情をしており、私も自然に子どもたちの笑顔に引き込まれ、うれしさがこみ上げてきました。また、先生方と子どもたちとのやりとりに、ほほえましい光景がいくつも見られ、子どもたちとの出会いを心待ちにしていた先生方の気持ちが溢れておりました。

 子どもたちの能力を最もよく引き出すためには、学校の教育力と家庭の教育力と地域の教育力が、バランスよく発揮され児童の育成に当たることが重要であると考えております。10名の転入職員の新たな力を生かし、教職員、児童、保護者、地域の方が関わり、お互いの豊かな感性がふれあって、努力を共感していきたいと考えます。江戸川台小学校新チームで、めざす子ども像「かしこく」「やさしく」「げんきよく」を重視した教育を推進して参ります。

 保護者並びに地域の皆様方には、かけがえのない子ども達の健全な成長のために、本年度も本校教育へのご理解・ご支援を、よろしくお願いいたします。